2013年7月31日水曜日

藍の染色

庭の藍が育ってきたので
取って染めてみました。

藍の葉を150g取ってきて袋に詰めて
5Lのお湯(50℃前後)をいれて縛り、二時間置きます。
濾してボールに移し70℃前後まで熱してます。
火力を弱めてグラデーションに染めていきます。
まず一回目は水色

染め上がった後、染液を沸騰させて
青い色素をとって紫色に染めました。
こんな感じに染め上がりました♪

2013年7月23日火曜日

軽井沢 夏季店のお知らせ

旧軽井沢 夏季店がオープンしました。
お気軽にお立ち寄り下さい。

期間
2013年 9月末まで
AM 10:00~日没まで

期間中無休になります

ご来店御待ちしております。


2013年7月16日火曜日

ナナカマド 試験布染

今日はナナカマドの葉の試験布染をしてみました。
こちらがナナカマド。
北海道に行っている母が送ってくれたものです。

まずは10g、30g、60gに分けました。
今回は媒染をアルミと鉄、2種類でみるので
水の量を3Lにして沸騰後20分でとりました。
染液は黄味から赤にかけて
杉などと同じ様に濃いと黄味を帯びてくる染料なのでしょうか。
煮染めが10分終わったら媒染に。
アルミと鉄それぞれ30分ずつつけたら
最煮染めを行っておわりです。

結果は一番液をみると
結構量が必要になる染料と言えると思います。

実際使うといたら60gを参考に
アルミなら一番液で黄色をだして
二番で赤みを染めるのが有効だと思います。

鉄も夜叉節のような色でいいですね。

2013年7月12日金曜日

桜 レーヨンストール染

試験布染研究会に来ている方から
桜の葉を煮詰める染液の作り方を
教えていただいたので作ってみました。
葉は500g、水は5Lで煮出し、一番液は捨てます。
二番液を取る際に重曹を少々加えてしばらく沸騰させ
一晩葉に液がついた状態で保存しました。
液は赤味があるものの黒に近いです。
この状態ではかなり濃いので10倍程に薄めてストールを染めました。
写真わかりづらいですが一枚目は鉄媒染で染めて
色味は夜叉節のような色になっています。

二枚目はアルミで染めてあります。
桜らしいいい色に染まりました。

2013年7月8日月曜日

試験布染 桜 葉 2

前回は水の蒸発した量によって差が出たということで
今回は染料の量を調整してみました。


      水      染料
前回は2L→700cc   30g
    10L→8500cc  150g

と最初の水量(2L、10L)に染料の量を比例させてとったわけですが
失われる水分の量で濃度が変わるという問題がありました。

そこで最終的な水量(700cc、8500cc)に染料を
比例させればより近い染料が取れないか考えました。

     →→→→→→→
    ↑          ↓
前回は2L   30g   700cc 
    ↓×5⇔↓×5   ↓×12
    10L   150g  8500cc  
    ↓          ↑
→→→→→→→



今回は2L→→700cc    30g
    ↓×5   ↓×12⇔↓×12
    10L→→8500cc   360g
としてみました。

結果、試験液は黄色でした。
前回の物と比べてみても赤味がほとんどありません。
濃すぎる染液なのです。
これに水を半分も加えて沸騰させれば
赤い良い染料になるでしょう。

今回の実験で自然染料、少なくとも
私共が用意した桜の葉は
水量、染料、沸騰による失なわれる水分量は
単純に比例するような関係にはないということでしょうか。

今後は蒸散していく水量の違いに関して
考えていきたいと思います。


この葉の染料はもうないので
次やるときは違う染料で最初からやり直しですかね(笑)

2013年7月3日水曜日

試験布染 桜 葉

桜の葉を試験布染で染めてみました。

今日の題材は染料と水量の問題です。
私共は試験布の結果によって大きな鍋で染料、水の
割合を合わせて染液を作っています。

2L当たり○○gがいい色が出るとなれば
20L当たり○○×10gと水と染料の割合を合わせていました。

しかし、大鍋で煮出せば沸騰することで失われる
水分量は違うわけです。
今回はそこを明確にするために実験を行いました。
前回桜の葉で試験布染をした時に一番赤みの染まった
2L当たり30gの割合を今回は使いました。

上の写真を見ると色味にかなりの違いが見られます。
しかしこの染液は両方共に同じ染料、水の割合で煮出されています。
そしてどちらも沸騰するまでの時間、
沸騰後の時間はほぼ同じです。

左が2Lに30gの染液(10cc)です。
右が10Lに150gの染液(10cc)です。

この写真は媒染前のものです。
2Lでに出したものに比べて10Lの方には黄味が見られません。

なぜ、このようなことになったかと言うと冒頭でも書きました
沸騰によって失われる水分量があまりにも違いすぎるからなのです。

2Lで煮出したものは最終的に0.7Lまで減り、10Lで煮出したものは
8.5Lまで減りました。

2Lが全体の65%の水分を失っているのに対して
10Lでは15%しか失っていないのです。

当然濃度にかなりの差が出てしまい試験布通りとは行かなくなるわけです。
媒染終了後を見ても違いは明らかです。

それでは試験布をやることに意味がないのかというとそうではありません。
試験布はそのグラム数差や時期の差を学ぶために
重要な手段であり情報です。

それを通すことでその染料の系統や癖、
ベターな煮出しの方法を模索することができるのだと思います。

ただ今回の様に試験布の結果に頼った時
他の要因で違う結果がでることを常に考えるべきなのかもしれません。

おまけ
最初に色を見るために皿に取っておいた液を
一時間おいた写真です。
双方共に赤みが増しています。

桜の葉は時間を置き酸化させることで黄味が赤みに変わっていく特徴があるようです。

2013年7月2日火曜日

デザイン フェスタ

デザイン フェスタの参加が正式に決定しました!

11月開催なのでそれまでに
手ぬぐいを中心に商品を作っていく予定です。