今日は茜の試験布染め研究会でした。
茜は日本茜を三種類
10年ものと上野村で2月26日、水上で昨年11月に
参加者の方にとってきてもらった物です。
今回は茜を8gに統一し五倍子を少々一緒に煮ています。
五倍子を入れるのはタンニン量を増やすためです。
今回の試験布染は
1、上野産 8g/2L 1番~2番液 酢 5ml/2L 3番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子0.3g
2、水上産 8g/2L 1番~2番液 酢 5ml/2L 3番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子0.3g
3、10年前 8g/2L 1番~2番液 酢 5ml/2L 3番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子0.3g
4、10年前 8g/2L 1番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子0.3g
5、10年前 8g/2L 1番~2番液 酢 5ml/2L 3番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子1,7g
6、10年前 8g/2L 1番~4番液 酢 10ml/2L 五倍子1,7g
というような感じでやりました。
パッと見てすべて3、4番から色が濃いピンク色に変化しています。
原因は途中から増やした酢の影響かと思います。
しかし今回1、2番には湯冷まし(10℃~20℃)を
3、4番には冷水を使いました。
冬青は酵素反応の関係上お湯から煮出すと
特殊な保存をしない限り色は出ません。
茜は酵素が関係しているようではないので
その筋はないと思うのですが
最初から10gの酢を加えていた4と6でも
色の変化が激しいので
個人的にはこちらも関係あるんじゃないかなと思っています。
来月はさらにこれを乾燥させておいた残りでもやってみようという予定です。
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