最近はしおり作りをしています。
染め方は基本的な浸し染めのそれと変わりありません。
紙は和紙をつかい、ある程度強度を上げるために
こんにゃく糊を引いています。
こんにゃく糊は弱いと染めている間に紙がダメになってしまうし
強いと染色の際に染まらなくなってしまうので
その中間のラインを把握する必要があります。
糊は普通の石糊に糠がきを加えて
落ちやすいものを使います。
少し固めで粘度がないため人によっては
糊が付けやすかもしれません。
糊をつけたら色刺しをします。
こちらは五倍子で染める予定で墨で色刺しをしています。
こちらは糊を付ける前に色刺しをしておき
この上から色刺しをするという手法です。
糊に含まれるアルカリ性の石灰がラックの上に
置かれることで媒染され、色が定着します。
石糊には防染以外にもこういった利点があります。
染めあがったら糊が水流である程度流れるようになるまで
水につけます。大体5分~10分でしょうか。
それ以上つけておくと紙自体がダメになっていしまいます。
染め上がったら脱水して干します。
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